2021/01/17 21:00
キャンドルは灯すと溶けて小さくなり、
最終的には型崩れを起こし、
溶けたロウや容器だけが残ります。
私は作り始めた当初、
「せっかく時間をかけて作ったのに
すぐ使うのはもったいない」という
気持ちが強く、完成した作品は
そのまま飾っていました。
ロウは油分をとても多く含むため、
被せ物をしておかないと
ほこりが付着しやすいものです。
数ヶ月前に作った可愛らしい色の
キャンドルがその状態に
なっているのを見て、
これは私が望むキャンドルの
使い方ではないな、と思いました。
…と前置きが長くなりましたが、
今回はキャンドルを暮らしの
日用品の一つとして使えるように
「yuge」の灯し方についてご紹介します。
①まず、芯について
今回はこのキャンドルを灯してみます。
キャンドルはその直径や長さ、高さに対し
適切な芯を使用する必要があります。
「正解」はないので作る側が試作を重ねて
安全かつ好みのものを選定します。
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「yuge」を灯す初回時はお買い上げ時の
長さのままでokです。
②さっそく火をつけましょう
手がカサカサなのは見ないでください。
[火を付けるアイテム]
私は最近主にBicのライターを使っています。
(理由はかわいいから、です。)
が、おすすめは柄の長いライター!
お仏壇向けですがこちらが火消し機能もありおすすめ。
キャンドルを灯す時間をより特別な、
非日常にしたい場合はマッチを使うと
雰囲気がでてよいです。
だいすきな岡尾さんの本と共に。
ぼちぼち自分時間の準備。
コーヒーも淹れます。
[トレイ]
耐熱性のあるトレイに載せましょう。
なくても大丈夫な素材で側面は仕上げていますが
置く場所の素材(木製テーブルなど)によっては
油分が染みる可能性があります。
わたしは雑貨屋で買った真鍮トレイや、
TODAY'S SPECIALの陶器のお皿を使っています。
③灯りを楽しむ
生の炎はゆらゆらと優しく揺れて
本当に美しいです。
ただし、とっても熱いので
やけどには注意。
周りに引火する可能性のあるものは
置かず、お子様やペットの届かない
場所を選びましょう。
灯して少しずつ芯の周囲のロウが溶け、
だんだん安定して燃焼します。
「yuge」は初回は2〜3時間と長めの燃焼を
おすすめしています。こうすることで
きれいに筒状にロウが溶けていきます。
ただし、灯す空間の温度や
日の当たり具合によっては
筒状に溶けず早い段階で形が崩れたり、
側面のロウがソイワックスへ
溶け込むことがあります。
※ご使用に問題はありません!
私がふだんどのようなタイミング
で灯しているかは別途書こうと
思います。日常の一コマはインスタに
掲載しています。
③火を消す
灯りを楽しんだあとは火消しを行います。
一番気軽なのはお誕生日ケーキの
キャンドルのイメージで、
やさしくふーっと息で消す方法。
わたしもたまにやりますが、
どうしても煙が出てしまいますし
強く吹くと溶けているロウが跳ねたり
して危険。
(ソイワックスはパラフィンワックスと
比較すると煙が出にくい素材ですが、
それでも出ます。)
どうしても息で消すほかない!
というときは、お部屋の空気が
煙っぽくならないように
換気扇の下やベランダで
気をつけて消しましょう。
おすすめは以下の2つです。
1.火消し専用のアイテムを使う
炎の上から火消しツールを被せることで
簡単に消化できます。
リンクの他にも本当にたくさんの
種類があるのでぜひ探してみてください。
ヴィンテージ品やデザインに凝ったものだと
インテリアにもなります。
2.ピンセットを使う
金属製のピンセットで芯を優しくつまみ、
溶けている部分に浸します。
あっというまに消えるので、そのまま
優しく元の状態に戻します。
④また使う時間まで、眺めて楽しむ
きちんと芯がまっすぐの状態で
使い終えましょう。
もし斜めになっているときは
つんつんと触って真っ直ぐに戻します。
溶けたロウは少しずつ固まり、
透明度のない白色の固形に戻ります。
このときに強い振動を与えると
表面が波打ったり、こぼれたり
しますのでご注意。
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以上、簡単な使い方のご紹介でした!
前置きの話に戻りますが、
キャンドルは灯している時が一番
美しいものだと思っています。
気軽に楽しめるようにシンプルな形に、
素材もできる限りナチュラルに仕上げて
いますので、ぜひご自宅に届いたら
火をつけてみてください。
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次回は通販再開のお知らせとその作品紹介を、
そのあとは使い終わったキャンドルの
再利用方法などを書こうと思います。
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